M&Aの検討はどうやって始まるのか?元バンカーが解説

M&Aはよく、「総合格闘技」って呼ばれてるんですが(筆者の周りだけかもですが)、これって一体どういう事なんでしょうか?

実際の現場ってどんな感じなんでしょうか?

まずはどのように検討から開始していくのか?

これら疑問を解消する為にも、順を追って解説したいと思います。

「まずはM&Aの始まりについて」

大別すると、ぶっちゃけ2パターンかと思います。

①第三者(証券会社、投資銀行、銀行等、はたまた知人)からの紹介

②事業会社自らが戦略を練ってアプローチ(ここでFA(ファイナンシャル・アドバイザー)を活用するパターンもあります)

筆者の個人的な感想ですが、ぶっちゃけ持ち込まれる案件には事業会社からすると、「アタリ・ハズレ」はあります。

というのも、持ち込む側は業界分析等を通じて「ロングリスト」といって候補先を何十社かリスト化して、優先度をつけてアプローチしてきます。優先度低いのに持ち込まれた場合、大体ハズレが多いです。

一方で優先度が高い場合、FAがきっちり業界を分析した上で持ち込まれるので、アタリの可能性は高いです。

でも、やはり「可能性の話」で、持ち込む側は優先度低いつもりで持ち込んだのに、候補先の反応は凄く良かった、なんて事もあります。

例えば、候補先で丁度周辺領域で新規事業を検討していた、安定ビジネスを検討していたとか、これらは持ち込む側もそこまで予想できませんから。

また持ち込み案件以外では、経営者同士の繋がりで案件化する事もままありますが、その場合は社内でM&Aに対応出来る人材がいないと、かなりハードルは高いです。

筆者はよく経営陣から突然「こういう案件があるんだけど、初期検討をしておいて、明日までに」なんて経験はよくありました…これぞ突然の無茶ぶりですよね。

あとは、入札案件なのか相対案件なのか確認が必要ですが(これもまた後述しますが)、とまぁ、こんな感じでM&A検討が開始されます。

「で、何がM&Aの「総合格闘技」なのか?」

初期検討のフェーズでそれは既に垣間見れるのですが、ビジネス・会計・税務・法務・人事など。。。

まぁ早い話が「会社運営に係る全ての領域」に関する知識を駆使してM&Aプロジェクトは進行していくので、その辺りが「M&Aは総合格闘技」と呼ばれる所以なのかと筆者は思います。

ここで一つ、M&Aの始まりは担当者からすると「社畜」の始まり(嘘です笑)それなりにモチベーションを持っていないと、体力・気力ともに持たないので、普段から鍛える事をオススメします!

(何をどうやって鍛えるんだ、となりますが、それは人それぞれですねw)

次回は入札案件について触れたいと思います。

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