【M&A実務】入札案件って?

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「入札案件の罠」

突然「罠」と言われても…となりますが、M&Aの入札案件ではほぼ十中八九この罠が存在します。

と言っても、誰かが仕掛けるとかではないんですが。

じゃぁ、「何の話だ?」となるのですが、それはずばり入札案件特有の「不安」です。

ご経験者は既にこの「不安」の正体が何なのかお分かりかと思いますが、詰まる所「入札に勝てなかったからどうしよう」の一言に尽きます。この背景について、入札案件の流れに沿って解説していきますね!

「入札案件になる理由」

入札案件(よくBid案件なんて呼ばれてますが)ですが、これは前回ご紹介させて頂いた、第三者から持ち込まれた案件の事を指します。

この入札案件ですが、売手サイド(株主・FAともに)はかなりの確率で相対案件ではなく、入札案件にすると思います。それには幾つか理由があります。

理由①

株主からすると、売却できる確率が大幅に上がる(候補先が増えるんだから、当たり前ですよねw)

理由②

上述した「不安」と大きく関連しますが、売却価格を釣り上げる事が可能(正にこれが罠に繋がります!)

理由③

FAからしても、リテイナーフィー以外の成功報酬は売却価格に依存しますので、売手である株主にはまず入札形式を提案します

「売却価格が釣り上がる背景」

上述したように、入札案件は基本的には価格は釣り上げやすいです。ここで「入札案件の罠」が出てきます。これは不安から「この価格で落とせなかったらどうしよう」となり、「こういうシナジーもあるからプレミアムはまだ乗せれる」と、確かにシナジーもあるかもしれませんが、実は皮算用なんて事も良くあり、なんとか案件を落としたいがために、無理なシナジーで試算してしまう事もままあります。

またFAから勿論、「貴社が価格は一番です」、なーんて事を言ってくれる事もなく、常に不安が付きまとってくるものです(落としたければ落としたい程、競合の数が多ければ多いほど、心理的により不安になるんですよね、コレ…でも不安でも睡眠は取ってくださいね!)

ここで一つ、「入札案件の罠」にかかりそうになった時は、常にゴルゴのように冷静になりましょう!(まぁ、なれたら誰も苦労はしないのですが…)担当者は不安でも、冷静なフリはしておいてください!それだけで何の根拠もありませんが、周りは少し落ち着くはずです(多分)

次回は、入札案件の実際の流れについて触れたいと思います。

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